青梅市では、環境に配慮した住宅改修を推進するための「エコホーム支援事業」が実施されています。
この事業では、エコリフォームを行うための補助金が支給され、住宅の省エネ性能向上や安全性向上、さらにバリアフリー化などを支援しています。
今回は、この補助金制度について、青梅市にお住まいの皆さんがわかりやすいようにご紹介いたします!
1. 補助金の対象となる方
この補助金を受けるには、いくつかの条件があります。以下の条件を満たしている方が対象です:
- エコホーム支援事業者と工事契約を結んでいる方
まず、エコホーム支援事業者と工事請負契約を結び、リフォームを行う必要があります。このエコホーム支援事業者は、申請手続きの代行を行い、補助金を還元してくれる業者です。 - 住宅の所有者または居住者
対象となる住宅は、自分が住んでいる住宅や、賃貸に出している住宅が含まれます。例えば、賃借人や住宅の管理組合でも申請が可能です。
2. 対象となるリフォーム工事
補助金が対象となるのは、以下のような工事です。条件によって補助金がもらえますので、工事内容に応じて申請してみましょう!
A. 省エネ対策やエコ設備の設置
- 開口部(窓・ドア)の断熱改修
- 外壁や屋根・天井、床の断熱改修
- エコ住宅設備の設置(例えば、省エネ型の給湯器や暖房設備など)
B. 生活の質を向上させる改修
- 子育て対応改修(育児をしやすくするための改修)
- 防災性向上改修(耐震性や火災安全性を高める工事)
- バリアフリー改修(高齢者や障害者向けの改修)
- 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
- リフォーム瑕疵保険への加入
※ポイント
これらの工事は、必ず省エネ関連の改修(①〜③)と同時に行う場合のみ補助対象となります。
3. 補助金の金額と上限
補助金額は、リフォームの内容に応じて決まりますが、いくつかのケースで補助額が上がることもあります。
- 基本の補助上限
通常、補助上限は1戸あたり20万円です。 - 補助額の引き上げ
以下の場合、補助金上限が増額されます!- 子育て世帯や若者夫婦世帯がリフォームを行う場合
- 既存住宅を購入してリフォームを行う場合
- 長期優良住宅の認定を受ける場合
例えば、子育て世帯で既存住宅を購入してリフォームする場合、補助金が60万円に引き上げられます!
4. 対象とならない工事
補助金を受けることができない工事もあります。次のような工事は対象外となりますので、注意しましょう。
- 店舗併用住宅などの住宅以外の部分の工事
- 住宅設備を購入して、自分で取り付ける場合(いわゆる施主支給)
- 太陽光発電システムやエネファーム(家庭用燃料電池)の設置
- 中古品を使った工事
5. 申請の流れと期間
- 申請予約開始
2024年4月2日から予約を開始し、予算上限に達するまで申請を受け付けます(最終締切は2024年11月30日)。 - 申請期間
補助金の交付申請は、2024年4月2日から2024年12月31日までの間に行えます。
※お早めに申請しましょう!
申請は早い者勝ちなので、できるだけ早めに予約や申請を行うことをお勧めします。
6. 補助金の併用について
エコホーム支援事業の補助金は、他の国の補助金(例えば「先進的窓リノベ2024事業」など)と併用することができる場合もありますが、同一の工事で重複して補助を受けることはできません。そのため、複数の補助金を活用したい場合は、事前にどの補助金を申請するかを検討する必要があります。
7. 注意点
- 補助金を受けた設備等の処分制限
補助金で購入した設備は、10年間、勝手に譲渡・販売・廃棄することができません。ただし、災害や火災で使用できなくなった場合などは、事務局に申請することで処分できます。 - 経理書類の保管
エコホーム支援事業者は、補助金を使った工事に関する経理書類を5年間保管する義務があります。後で証明書類が必要になることもあるので、大切に保管しておきましょう。
まとめ
青梅市では、省エネ性能の向上や安全性向上などのリフォーム工事に対して、補助金を受けられる「エコホーム支援事業」を実施しています。リフォームを考えている方は、この機会に補助金を活用して、住まいをさらに快適でエコな空間に変えてみませんか?
申請には期限があるため、早めに申請予約を行い、補助金を上手に活用しましょう!